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時代とともに変化 誇りの持てる職場を目指す

時代とともに変化 誇りの持てる職場を目指す


中房 祐司 院長(なかふさ・ゆうじ)

1983年九州大学医学部卒業。
米ワシントン大学医学部留学、佐賀大学医学部附属病院一般・消化器外科診療教授、
福岡赤十字病院副院長などを経て、2020年から現職。

就任直後に緊急事態宣言

 2020年4月1日付で、福岡赤十字病院の院長を拝命致しました中房祐司です。1983年に九州大学医学部を卒業し、九州大学第一外科(現:臨床・腫瘍外科)に入局しました。

 九州大学ならびに関連病院で4年間の臨床修練を行い、3年間のアメリカ留学を挟んで、15年ほど九州大学で主に移植の臨床や研究に従事。その後、佐賀大学で消化器外科および乳腺外科の診療ならびに後進の指導に当たりました。

 2009年に当院へ赴任し、主に大腸がん、乳がんを担当。2012年に副院長に就任してからは、研修医教育、病診連携、DPC、医療安全などの管理・運営業務を経験してまいりました。

 院長に就任してすぐに、新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言が発令。感染患者受け入れ体制拡充のための病棟改造(ゾーニング工事)や人員配置の変更に翻弄(ほんろう)される日々が続きました。

 一方、治療延期や受診控えによって一般患者数は外来、入院ともに激減。病院の社会的使命と、健全経営を両立させることの難しさを痛感しているところです。

常に最新の医療を提供

 当院は、1947年に現在の位置(福岡市南区)に診療所として創設されました。1952年「福岡赤十字病院」と改称し、50床の病院として発足。以来、増改築を繰り返し、2013年に現在の病院として新築オープンしました。

 手術室、血管造影室、集中治療室などをワンフロアに集約。救急外来の内部設備とアクセスを整備することによって、脳・心血管など急性期疾患の対応環境を充実させました。

 その後も徐々に診療内容、ならびに人的規模を拡大し、現在は511床(一般509床、感染2床)、標榜診療科36科、医師175人を擁する陣容となっております。

 医療機器についても、この3年は、それぞれ320列CT、ダビンチXi、3T―MRIを導入しました。また、2016年には病院機能評価、2019年には外国人患者受入れ医療機関(JMIP)の認証を受け、2018年からはDPC特定病院群に認定されています。病院規模、診療内容、診療体制、医療機器などさまざまな面から、大学病院に準ずるレベルになってきたと考えています。

がん診療連携拠点病院指定を目指して

 これからも社会や地域のニーズに合わせてさらなる内容の充実、変貌を遂げていきたいと考えています。

 まず初めに、血管造影室増設によって2019年から急激に症例が増加し、当院の強みの一つとなってきた不整脈カテーテルアブレーションの診療環境整備を行います。

 2018年には、低侵襲手術センターを設置してロボット支援下手術を導入。泌尿器科と消化器外科領域では、早期に保険適用を獲得しており、順調に症例数を伸ばしてきました。

 2019年からは呼吸器外科や婦人科領域でも安定した治療が行えるようになったため、この領域でも積極的に手術症例増加を目指していきます。

 今後ますます入院期間は短縮されると予想され、効率的で適切な入院診療を行うために入退院支援体制を整備します。また、同年の実績で要件を達成できたため、念願であったがん診療連携拠点病院指定の申請を行う予定です。

 これからの私の目標は、当院をさらに発展させ、「医療レベル」「経営体質」「教育・人材育成」、すべての面で日本トップクラスの病院とすることです。当院職員が家族、友人、知人に自信を持って勧められる病院、誇りの持てる職場とすることを目指しています。皆さまのご指導をよろしくお願いいたします。

福岡赤十字病院
福岡市南区大楠3-1-1  ☎️0570-03-1211(代表)
https://www.fukuoka-med.jrc.or.jp/

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