九州医事新報社 - 医療・医学の〝今〟を伝えて62年

山口県看護協会 会長 西生 敏代

山口県看護協会 会長 西生  敏代

 新年あけましておめでとうございます。健やかに新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。

 2019年8月の前線に伴う大雨、台風15号・19号などの災害により、お亡くなりになりました方々に対し、謹んで哀悼の意を表しますとともに、被災された皆さま方に心よりお見舞い申し上げ、一日も早い復旧・復興を心からお祈り申し上げます。

 2018年の西日本の状況も鑑みてみますと「100年に一度の気象災害」が、毎年全国各地で発生する事態に至っています。日頃からの災害の備えに注力し、「災害支援ナース」の確保・派遣体制などの強化を図りながら地域社会の期待に応え、その役割を担っていかなければならないと思いを新たにしたところです。

 さて、現在、国では少子高齢化の進展による、超高齢社会の到来に対応するため、各種の医療・社会保障などの制度改革が進められているところです。本協会では全国より少子高齢化が進む本県の状況を踏まえ「地域包括ケアにおける看護力の強化と連携」を事業の柱として、それを支える「看護の質の向上とキャリア形成の推進」「看護職の就業と定着の促進」と事業推進を加速できる「組織力の強化」の事業を展開してきました。

 地域包括ケアの推進のためには、介護など多様な場で働く看護職との連携が重要となるため、地域の実情に合わせ本協会支部組織を活用した課題抽出とそれに対応した実践者の資質向上を目指す研修などを組み合わせた取り組みを進めてきたところです。今年は、県内全域で実施したいと思っています。

 併せて、「医療の視点」、「生活の視点」の尊重、および「家族を支える視点」を持った「地域包括ケアにおける看護力の強化と連携」に向けた研修、介護領域における研修機能の強化を図ってまいります。

 また、社会制度改革により活動の場が広がり、多様な分野で住民に身近な専門職として期待を寄せられる看護職の質向上のため、看護実践力の標準的な指標として開発されたクリニカルラダーの活用を日本看護協会とともに進めていき、看護師などの個々の習熟度に合わせた研修による能力の向上とキャリアアップのための支援を行っていきます。

 本協会といたしましては、こうした事業活動を通じ、今まで以上に地域を支える看護の役割をしっかり踏まえながら研さんを重ねてまいりたいと思っておりますので、引き続きご理解とご支援をお願い申し上げます。

 結びに東京オリンピック・パラリンピックを迎える新年が穏やかで素晴らしい年となりますことと、皆さま方のご健勝、ご多幸を祈念しまして年頭のあいさつとさせていただきます。

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