九州医事新報社 - 医療・医学の〝今〟を伝えて62年

山口県医師会 会長 河村 康明

山口県医師会 会長  河村  康明

 新年明けましておめでとうございます。平成から令和の時代となり初めての正月を迎えるに当たり、一言ごあいさつを申し上げます。

 人生100年の時代となり、高齢化が顕著となってまいりました。山口県医師会も40歳以下の若手医師不足だけでなく、70歳以上の高齢医師も徐々に減少し、5年後(2025年)には急速な減少が危惧されています。

 このような時期に医療界では、医師の働き方改革・地域医療構想・医師の偏在など、さまざまな大問題を抱えております。一つひとつを個々の問題として捉えても、パッケージとして関連付けても、即効性のある解決策に乏しいところではありますが、医師確保対策について、県行政にその権限が委譲されつつあり、地域の意見を吸い上げながら良い方向に向かえばと考えております。

 人口の減少と医師の減少が同時にやってきている状況下での解決策としては「ダウンサイジング」と「ソフトランディング」の二つが言われておりますが、いずれにしても痛みを伴う改革なので容易ではありません。また、国民皆保険制度が継続性を持って存続していくことを念頭に描きながらも、あらゆる保険で自己負担増がたたき台として挙がってきています。

 山口県医師会は、日本医師会と連携を保ちながら、これらの諸問題を理解し、対応することが必要となってまいりました。  2019年、公立病院の在り方が論議される中で、山口県内の14病院の実名が発表されてしまいました。医師のみならず職員をも動揺させ、モチベーションの低下につながるこのような手法はいかがなものかと考えるだけでなく、今こそ医療関係者の結束が重要と考えております。

 近年の病医院の動向を考えますと、承継問題も重要なことで、医師不足と承継をリンクさせながら新たな方策を考えることも必要な段階に来ていると思います。医療法人の解散も目立つようになり、今後の検討課題となってまいりました。

 郡市医師会――日本医師会がワンチームで諸問題に対応することが求められていると思いますので、地域の実情を考えながら、会員諸氏のご協力を切にお願いいたします。

 結びにあたり、新春のお喜びを申し上げますとともに、皆さまにとって、今年が良い年でありますことを祈念して新年のごあいさつといたします。

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