九州医事新報社 - 医療・医学の〝今〟を伝えて62年

山口県医師会 会長 河村 康明

山口県医師会 会長  河村  康明

 新しい年を迎えるにあたり、一言ごあいさつを申し上げます。

 2020年は、(COVID ―19)感染症の発生で大変な年となりました。終息のめどは全く立っていませんが、諸外国と比較しますと、①国民皆保険制度の存在、②国民性が現況の数字となっているというのは過言でしょうか?

 治療薬やワクチンの開発が全世界で行われていますが、なかなかのことではないようです。国民性という特殊性でウイルスに立ち向かうにはやや長期化し過ぎているようで、第3波の発生には気の緩みが確かにあるようです。

 経済を回すことの重要性は、十分に理解しているつもりでも、これからの1年間を考えるときに、山口県医師会の発信力が、問われる時期だと考えます。

(1)2021年は~with corona~

 2020年の終わりには、県内における第3波の出現でクラスターの発生も各地で起こっています。大切なことは、従前の医療機能を確保しつつコロナ対策を行うことであると考えます。基幹感染症関連5病院を中心に、協力病院などが一体となり、ワクチンが一般に行きわたるまでは強固な協力態勢を構築することが重要でしょう。

 同時にインフルエンザの発生も考えられ、特に1~3月の間はさまざまな感染症を念頭に診療を余儀なくされると思います。医療施設などのクラスター化は、ある意味必然的に起こりうることでしょう。未然~小規模時での早期の対応が叫ばれます。医療圏ごと・地域ごとでの連携をより強固にお願いいたします。

(2)未来の医療~post corona~

 コロナの発生で即座に変わったのは受療行動で、2020年1~5月の患者数の変化は顕著です。6月にV字回復を遂げた診療科もありますが、耳鼻科・・眼科などでは原点復帰はまだのようです。受療行動が100%元に戻ることは考えられず、これからの医療を考える上での警告でもあり示唆でもあるでしょう。

 Key wordは予防保健・予防医療であると思いますが、本県の特定健診やがん検診の受診率を見ると、危惧の念を覚えます。「県民性」で片づけることなく、もっと県民にその重要性を知っていただくようにアピールする必要があるでしょう。

 年頭所感にしては重い話となりましたが、本年がコロナ終息の年であり、新たな山口県医師会のスタートとなりますように、会員の先生方の

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