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子どもとその家族の 健康と幸せのために

子どもとその家族の 健康と幸せのために

医療法人藤本育成会 大分こども病院
光武 伸祐 院長(みつたけ ・しんすけ)
1997年大分医科大学医学部(現:)卒業、同年長崎大学小児科学教室入局。
長崎市立市民病院(現:長崎みなとメディカルセンター)、佐世保市立総合病院
(現:佐世保市総合医療センター)などを経て、2010年大分こども病院入職。2021年から現職。


 2021年7月、大分こども病院の院長となった光武伸祐氏。働きやすさを求めて入職して10余年、コロナ禍で病院運営が変化する中で、どのようなかじ取りを行っていくのだろうか。


働きやすい環境を求めて

 生まれも育ちも長崎県。大分医科大学(現:)卒業後は長崎大学に入局し、小児科医療に従事してきた。退局を機に、今後の仕事の在り方を考え転職を検討していたところ、大分こども病院のホームページにたどりつく。

 「働きやすそうという印象を受けました。実際に24時間365日対応の病院ではあるものの、オンとオフがはっ
きりとしています。勤務時間も法定内ですし、休日もしっかりとれています」 夜間は、救急車の受け入れはもちろん、患者も県内各地からやってくる。「多い時には深夜帯だけでも10人を超えるので眠れない時もありますが、夜間勤務の翌日はしっかりと休みが確保されています」

 様子が大きく変わったのが新型コロナウイルス感染症の拡大だった。一般外来が減少し、経営を圧迫し始める。

 「2021年春からRSウイルスの流行で、患者さんが戻り始めました。しかし、一時的な増加に過ぎず、まだまだ厳しい状況は続いています」



民間の小児救急病院として

 大分こども病院は、1989年に理事長である藤本保氏が開設した小児を専門とする民間の救急病院。「子ども
とその家族の健康と幸せのために奉仕する」を基本理念に、救急医療、予防接種、乳児健診、病児保育を4本柱として、地域の子どもたちへのトータルケアを実践している。「当院のドアをたたいた子どもたちとご家族には、安心
と満足をお土産としてお渡ししたいという藤本理事長の思いに私も共感しています。患者さんの身になって考える姿勢を大切に、新しい技術や知識を身に付け提供したいと思っています」

 藤本理事長から引き継いだ院長職。かなり驚いたという。「コロナ禍で経営的な影響が大きかったこともあり、あらゆる面で若返りを図りたいという思いがあったようです。就任の際は、職員に新しいアイデアがあればどんどん出してほしいとお願いしました」

 開業当時から長く勤務している職員の経験や知恵、そこに新しい発想や技術をプラスして、さらなる発展をと願う。例えば、新型コロナに感染した患者にも対応するためのオンライン診療や、待合室での密集を避けるためのスマートフォンを活用したAI問診などの導入も動き出しているという。

 また、検査体制も強化された。1月には、多くの呼吸器感染症を同時に測定できる全自動遺伝子解析装置「フィルムアレイ」を導入。「入院患者さんが対象ですが、新型コロナウイルスを含めて19種類のウイルスや細菌などが院内で即時に検査でき、抗生物質の効率的な投与が可能になっています」


発熱外来やワクチン接種に対応

 コロナ禍では、新しい役割も増えた。新型コロナ核酸検査による外来検査センターを駐車場の一角に設けた。ここではドライブスルー方式で、コロナ濃厚接触者などの検査・診療を受け付けている。

 また、5月からは新型コロナウイルスワクチン接種会場も設置。当初は高齢者向けだったが、現在は大分県も12歳からの接種が可能となり、子どもやその家族を中心に、来院が増えてきている。

 「しっかりと情報を提供し、接種を進めていきたいと思っています。また、コロナ禍で子どもたちの不登校や起立性調節障害が増えており、専門外来で対応していきたいと思います」

医療法人藤本育成会 大分こども病院
大分市片島83-7 ☎097-567-0050(代表)
https://www.oita-kodomo.jp/

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