九州医事新報社 - 医療・医学の〝今〟を伝えて62年

埼玉県看護協会 会長 松田 久美子

埼玉県看護協会 会長  松田  久美子

「Nursing Now 今こそ、看護の力で健康な社会を!」

 謹んで新年のお祝いを申し上げます。

 新型コロナウイルス感染症患者が確認され、早くも1年が過ぎようとしています。感染症指定病院のみならず、一般病院・施設等々、医療・介護の現場は不安と混乱に陥りました。治療薬・ワクチンのない中、先の見えない長いトンネルを必死に歩んだ日々であったと察します。

 「うつらない、うつさない」の覚悟を持ち、日々の業務に従事された医療従事者の皆さまに心より敬意と感謝を申し上げます。

 これまで、医療従事者に対して感謝や応援を伝えるさまざまな動きがある一方、感染に直接関わることから、差別や偏見を持たれたことも否めません。いわれのない言葉に傷つき、仕事を続けることを悩んだ方々も少なくないでしょう。また、図らずも院内感染を経験した方々、本当に苦悩の日々であったでしょう。

 感染の最前線に立たれた看護職、感染症看護専門看護師・感染管理認定看護師の皆さま、感染症対応を後方から支えた医療従事者の皆さま方が、「看護の底力」を存分に発揮しているおかげで、医療が崩壊せずに踏みとどまっていると言っても過言ではありません。

 埼玉県は首都東京に隣接する地理的条件から感染者数は多く、埼玉県看護協会では、感染早期より「軽症者宿泊療養」、および保健所支援のための「帰国者・接触者相談センター(12月より受診・相談センター)」を受託・活動してまいりました。

 当協会の本来事業である各種研修のオンライン化と対面のハイブリッド研修を準備しつつ、人材不足は協会看護職員が補完するという想定されていなかった事態に対して、「 健康で幸福でありたいという普遍的なニーズに応え 、県民の健康な生活の実現に貢献する 」という当協会の使命のもとに、全力で挑んでまいりました。

 COVID―19との共存を探る道のりは始まったばかりと言われます。今こそ生誕200年を迎えたF・ナイチンゲールがN95マスクも消毒薬もなかった時代、感染症に対峙(たいじ)した知見を今一度学び直しましょう。コロナを知る世代として、看護の力で健康な社会を!

 本年もご支援・ご指導のほどよろしくお願いいたします。

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