九州医事新報社 - 医療・医学の〝今〟を伝えて62年

地域医療機能推進機構 (JCHO) 理事長 尾身 茂

地域医療機能推進機構 (JCHO) 理事長 尾身  茂

 明けましておめでとうございます。皆さまにあっては令和初めての新年を迎え、心新たにしておられることと思います。

 ご案内の通り、私どもJCHO(ジェイコー)は2014年春、社会保険病院、厚生年金病院、船員保険病院という三つの病院グループを一つに統合し、全国57病院でスタートしました。それまで組織形態も待遇も異なる民間病院の運営だったのが、新たに独立行政法人として公的経営に移行しました。まさしく前代未聞の社会的実験と目されましたが、皆さま方の格別の御支援のおかげで、2019年3月、第1期中期目標計画期間の5年間を無事終了することができました。

 第1期中期目標計画の終了に当たって、地域包括ケアの充実、看護師特定行為研修制度、5年連続の経常収支黒字達成等の業務実績評価において厚生労働大臣からとりわけ高い評価をいただきました。心より御礼申し上げます。

 わが国の地域医療は、「病気を治す病院完結型」から地域全体で「暮らしを支える地域完結型」へと大きく変貌しつつあります。まさに超高齢社会に対応する医療提供体制の構築に向けて、地域医療構想をはじめとしたさまざまな改革の実効性が問われているわけです。このため限りある医療資源を効率的な活用に向けて、持続可能な地域医療を見据えた高い視野に立ち、各組織、団体の利害を乗り越えた国民参加の論議を重ねていくことが重要でしょう。

 JCHOはキャッチフレーズに「安心の地域医療を支える」を掲げている通り、地域のニーズに応えることを最優先にしています。JCHO病院は地域の医療・介護・福祉機関と密接な関係を築き、真に地域から求められる医療をいかに提供するか、ここに存在理由があると強く認識しています。

 これまで5年余りの間、地域の開業医や他の病院との連携、役割分担が図られ、紹介率、逆紹介率ともに年々増加しております。またJCHO病院は26の介護老人保健施設や、市町村の委託を受けた13の地域包括支援センターを運営するなど、訪問診療や訪問看護等で積極的に地域に出ていくことで地域包括ケアのリーダー的役割を担うべく取り組んでいきます。

 現在、JCHO役職員は気持ちを引き締め一丸となって第2期中期目標計画に取り組んでおります。皆さまの一層の御指導、御鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

 新しい年が皆さまにとりまして、幸多き年であることを心より祈念し、新年のあいさつとさせていただきます。

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