九州医事新報社 - 地域医療・医療経営専門新聞社

地域に開かれた 新時代の医療を提供

地域に開かれた 新時代の医療を提供

特定医療法人茜会 脳神経筋センターよしみず病院
山口県下関市後田町1―1―1 ☎083―231―3888(代表)
https://www.akn-yoshimizu.com

  山口県下関市で、・介護・福祉事業を展開する特定医療法人茜会。その中核である昭和病院が、2021年12月1日、新たに「脳神経筋センターよしみず病院」として移転・開院する。𠮷水一郎理事長は、切れ目のない医療・介護・リハビリテーションの提供、神経難病の診断・治療を、より充実させる構えだ。


◎旧国立下関病院跡地に2病院を統合して開院

 昭和病院は「外来・入院・在宅において、切れ目のない医療・介護・リハビリテーションを提供します」を基本方針に、地域に根差してきた。一般病棟のほか回復期リハビリテーション病棟、地域包括ケア病棟、療養病棟、障害者病棟など338床、介護医療院も併設する。

 施設の老朽化に伴い、旧国立下関病院跡地への移転が決定。20年に法人合併した53床の療養型病院である豊関会記念病院と昭和病院とを統合し、391床、介護医療院(定員 60人)の「脳神経筋センターよしみず病院」として、新たなスタートを切る。

 𠮷水理事長は「機能を集約して、より効率的な運営を目指します。今後、下関市では働き手が減るため、少ないスタッフで対応できるハードやシステムを考えました」と語る。

 その一策として、セントラルキッチン方式を導入した。新設した給食工場から温冷配膳車で運んだ給食を病院で再加熱する「ニュークックチルシステム」を採用。建設コストの抑制と作業効率の向上を図る。

 職員の負担を軽減するため、電子カルテの導入はもちろん、新病院の3〜6階の病棟は、ナースステーションから向かい合って二つずつ病棟を配置し、病室を見守るモニタリングシステムも導入する。介護医療院では睡眠見守りセンサー付きベッドを取り入れる。

 ・障害者医療を軸に、地域のニーズをすくい上げる体制は維持していく。「当院のサテライトクリニックで診る患者さんが悪化した場合の入院や、近隣施設から急性期に行くまでもない患者さんを受け入れるといった在宅医療後方支援病院としての役割は、しっかりと担い続けます」


神経難病の診断・治療、終末期まで切れ目のない医療の展開を図る

 「脳神経筋センター」と名付けた通り、新病院では従来の「神経難病センター」の取り組みをさらに発展させていく。

 「当院には、パーキンソン病や筋萎縮性側索硬化症、脊髄小脳変性症など、神経難病が進んだ患者さんが100人近く入院しています。目指すのは、早期の診断、治療、さらに終末期までシームレスに診ることができる病院です」

 その実現に向け、専門医を4人配置。山口大学との連携をさらに強化し、神経難病の診断や治療に必要となる先進的な医療機器もそろえていく。

 「多くの症例が混在する神経難病や認知症にも対応が可能になり、この分野で、地域の中核的役割を担うことを目指します」

ニューロリハビリなど最適・最新のリハを提供

 リハビリテーションでは、目的別に入院・訪問・通所リハビリのほか、ダメージを受けた脳の運動回路の再構築を試みるニューロリハビリテーションも実施。ロボットやアシスト装置を用いた先進的なリハビリも進めていく。新病院では、2階にガラス張りの広大なリハビリ室を設けた。

 「将来的には、再生医療と組み合わせたリハビリにも踏み込んでいければと思います」

 新病院のキーワードは、「地域に開かれた病院」「新しい時代の医療の提供」「充実した内部空間」だ。1階には診療室や検査室だけでなく、住民との交流に活用できる多目的ホールを備えた。併設するカフェやコンビニは就労継続支援A型事業所として展開。障害者が活躍できる環境づくりを進める。3階の屋上庭園は、体と心を回復させるための気持ちの良い空間が広がっている。

 「これまでの高台の地から、アクセス至便な場所へ移り、利便性も大きく向上します。地域のシンボルになれるよう、新たな気持ちで取り組みます」

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