九州医事新報社 - 医療・医学の〝今〟を伝えて62年

和歌山県看護協会 会長 東 直子

和歌山県看護協会 会長  東  直子

 新年あけましておめでとうございます。皆さまにおかれましては、健やかに新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。

 2019年11月に入り、新型コロナウイルス感染症の世界的なパンデミックにより、医療や経済、生活などが大きな影響を受けております。現在、最前線で自身への感染リスクとともに不安や恐怖を感じながら懸命に対応してくださっている看護職、行政をはじめ医療関係者の皆さまに敬意を表するとともに感謝申し上げます。 

 折しも、2020年は近代看護師の母として、また「感染管理」の基礎を築いたフローレンス・ナイチンゲールの生誕200周年でありました。「天使とは美しい花をまき散らす者でなく、苦悩する者のために戦う者である」このナイチンゲール精神を引き継ぎ、今こそ心新たに看護専門職として国民の「新しい生活様式」を支えるため、当協会は、看護のすばらしさを広く周知し、看護職が誇りをもって安心して安全に働き続けられる環境を支援してまいります。

 現在、わが国は団塊の世代が後期高齢者となる2025年問題、さらに2040年問題に向け、看護を取り巻く環境も「病院完結型」から「地域完結型」、「治す医療」から「生活を支える医療」へと医療・社会保障・福祉のあり方や対応が大きく変化してきております。県民の皆さまが、健やかに生まれ・育ち・住み慣れた地域でその人らしく安心して生活できるために、地域包括ケアシステムの構築が進められており、看護職の役割拡大が一層重要となっております。県民の健康な生活の実現を目指し、「看護の質向上」「働き続けられる環境づくり」「看護領域の開発・展開」を使命として取り組んでまいります。さらに、少子高齢化社会、就業人口の減少に伴い看護職の需要が増加しております。

 和歌山県における看護職員の需要推計によると2025年には約450人不足する結果になっております。今後も、ナースセンター事業の充実を図りながら看護職確保・定着に努めてまいります。さらに、和歌山県では、高齢化率32・4%と都道府県で9番目に高く訪問看護従事者の確保・育成は重要な課題と考えております。2021年度を目標に、訪問看護支援センター設置推進に取り組んでまいります。

 今年も、会員の皆さまとともにさらなる看護の役割を発揮できるように、積極的に事業を推進いたしますので、ご支援・ご鞭撻をお願いいたします。

 皆さまにとりまして健やかな年でありますことをご祈念申し上げ、年頭のごあいさつとさせていただきます。

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