九州医事新報社 - 医療・医学の〝今〟を伝えて62年

北海道医師会 会長 長瀬 清

北海道医師会 会長 長瀬 清

 あけましておめでとうございます。

 皆さまにおかれましては、おそろいでよいお年をお迎えのこととお喜びを申し上げます。

 2019年は、平成から令和へと新たな元号に引き継がれ、新たな時代となりました。2018年は当地での胆振東部地震、2019年は台風19号・21号などによる大雨や暴風による被害と、毎年、何かしらの大きな自然災害が全国各地で見られています。2020年は、平穏な年でありますことを願っております。

 2020年の4月には韓国の大統領選挙、11月には米国大統領選挙が予定されております。両選挙とも現職の出馬が予想されており、ともにわが国に関係の深い国でありますことから、どのような結果になったとしても、極端な政策ではなく、堅実で現実的な関係を築くことを願っています。

 当会では、組織強化の重要性を考え、新規入会者の増加に努めております。世界に冠たる日本の医療制度を進化発展させるためには、医師会の組織強化は必要欠くべからざる条件であり、会員の意識を高める努力が必要と考えておりますので、2020年も引き続き力を注ぎたいと思っております。

 診療報酬改定では、働き方改革の流れによる人件費部分への手当などもあり本体は辛うじてプラスで、全体ではマイナス改定の流れとの報道がなされておりますが、いよいよ迫ってきた2025年の超高齢社会の到来に備えて、地域医療構想による圏域ごとの病床機能の連携、在宅医療等の充実の議論について、地域ごとに積極的に、地域医療構想調整会議等の場での細かな議論が一層求められております。

 各地の医療機関が安定し、必要な医療・介護を提供していくための体制を構築し維持していくためには、診療報酬の裏付けが必須です。ここに十分な配分がなされなければ、地域の医療・介護を担う医療機関の存続が危うくなり、困るのはその地域に住む住民の方々であります。医療、医術を十分発揮するためには経済的裏付けの保障が必要です。長時間労働が心身をむしばみ、不幸を引き起こす、また長時間労働に対する正当な金銭的対応がなされていないため、正当に支払いをすれば、医業経営が成り立たないか、診療体制、特に夜間・救急の診療体制の維持が困難な事態になりかねません。

 そのようなことがないよう、医療に携わる全国の皆さまが、安心して診療を行えるよう、また国民の皆さまがより良い医療を受けられるよう、われわれも応援したいと思っています。

 皆さま方のご活躍を心から願っております。

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