ネットワークを支えに「信頼される医療」を

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岩手県立山田病院
宮本 伸也 病院長(みやもと・しんや)
1982年岩手医科大学医学部卒業。同第三内科、岩手県立大船渡病院、
岩手県立宮古病院呼吸器科長などを経て、2015年から現職。
岩手県立宮古病院副院長を兼務。

 岩手県は北海道に次ぐ広大な面積を有し、公的医療機関のネットワークの充実によって医療の均てん化が進められてきた。東日本大震災で大きな打撃を受けた岩手県立山田病院は仮設診療所を経て、2016年9月に現在の病院で診療を開始。地域内外の医療機関との連携のもと、信頼される医療の実践に力を注ぐ。

―どのような地域なのでしょうか。

 当院が位置する宮古医療圏は、山田町と宮古市、岩泉町、田野畑村で構成。山田町を起点にすると隣接する盛岡医療圏まで車で2時間30分ほどを要します。非常に広域の医療をカバーする必要があるのです。

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