おりた耳鼻咽喉科医院 折田 浩 院長(おりた・ひろし)
1986年川崎医科大学卒業、同耳鼻咽喉科入局。
大阪大学医学部附属病院、社会保険紀南綜合病院(現:紀南病院)などを経て、
1994年から現職。
耳鼻科の医師になりたい。少年時代から強い思いを抱き、迷わず信じる道を歩いてきた折田浩院長。「私を育ててくれた町」という西宮にクリニックを開業して、もうすぐ四半世紀が経つ。唾液を用いたがんリスクのスクリーニングなど新たな試みにも積極的。「1人でも多くの人を幸せにしたい」と奮闘する「町医者」の横顔に迫った。
―なぜ医師になろうと思われたのですか。
幼少期、親に連れられて耳鼻科に通っていた時期がありました。おそらく中耳炎だったのだと思います。のちに「あの先生がいなかったら、耳は元通りになっていなかったかもしれない」。そう母から聞いて、いたく感動したことを覚えています。