島根大学医学部 内科学講座 呼吸器・臨床腫瘍学 礒部 威 教授(いそべ・たけし)
1986年広島大学医学部卒業。広島大学医学部第二内科助手、
米MDアンダーソンがんセンター、島根大学医学部内科学講座助教授などを経て、
2008年から現職。
米国のアンダーソンがんセンター留学後、島根大学に招かれて呼吸器医療に先鞭をつけた礒部威教授。道を切り開いた教授に講座の特徴や山陰ならではの課題、今後着手したいテーマなどを聞いた。
―講座の特徴を。
私はずっと広島で活動していたのですが、米国留学後にこちらにやって来ました。当時、呼吸器を専門にしている先生はおらず、まさにゼロからのスタート。広島から助けを借りて、2人でベッド2床から始めました。