和歌山県看護協会 会長 古川 紀子

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 新年あけましておめでとうございます。

 皆さまにおかれましては、すがすがしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。

 日ごろから和歌山県看護協会の事業推進にご支援・ご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。

 また、昨年は西日本豪雨や大阪北部地震などの災害が発生しました。被災されました皆さまに心からお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復興をお祈りいたします。

 さて、和歌山県では、急激な少子高齢社会に向け、「和歌山県地域医療構想」が策定されました。県民すべての願いである、健やかに生まれ・育ち、住み慣れた地域でその人らしくいきいきと安心して生活できるために、在宅医療を含めた地域包括ケア体制の構築が進められています。

 人生100年時代を迎え、看護職は、ライフステージにおいて健康の保持増進、疾病予防、病気や障がいがあっても自分らしい生活が送れるよう、「2025年に向けた看護への挑戦 看護の将来ビジョン〜いのち・暮らし・尊厳を守り支える看護〜」の実現をめざし、自信と誇りを持ち看護の専門性が発揮できるよう取り組んでいます。

 和歌山県看護協会は、公益社団法人として7年を迎え、「県民の健康な生活の実現」に向け事業の推進に尽力しているところです。

 「看護の質向上」、「働き続けられる環境づくり」、「看護領域の開発・展開」を使命として、(1)看護実践能力及び専門性の強化 (2)働き続けられる環境づくりと確保定着の推進 (3)県民の健康な生活の実現 (4)地域包括ケアシステムの構築と推進(5)保健師活動の体制整備と機能強化 (6)助産実践能力強化とその体制整備を重点事業として活動いたしております。

 働き方改革法が、今年4月から施行されます。昨年10月和歌山労働局から「雇用給付金取扱職業紹介事業者」としての許可をいただきました。今後も、看護職の働く環境が少しでも改善され、今働いている場所で継続して働き続けられるようナースセンターの役割を発揮してまいります。

 今年8月8日・9日の両日、「日本看護学会―看護教育―学術集会」を和歌山県民文化会館で開催いたします。テーマは、「紀の国から未来に翔けよう看護の心 〜人生100年時代に向かって看護教育を創造しよう〜」です。紀の国・ 和歌山らしさを皆さまにお届けしたいと考えています。

 和歌山県には、世界遺産に登録されている「熊野古道」、「高野山」や、国内最多のパンダ6頭が暮らし、日本三大温泉に数えられる「南紀白浜」、徳川御三家のひとつとして長い歴史を刻んできた和歌山城など、見どころがいっぱいです。皆さまのご参加をお待ちしております。

 現在、和歌山県看護協会は6000人を超える看護職員が加入する看護職能団体です。今年も、看護への熱い思いを結集し、さらなる看護の役割を発揮していきたいと考えております。

 本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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