学校法人 福岡学園 理事長 水田 祥代

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 新年明けましておめでとうございます。皆さまには、良き新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。

 本学園は、「口腔の健康を通して全身の健康を守る」という口腔医学の確立を目指し、西日本唯一の私立歯科大学である福岡歯科大学をはじめ、地域の基幹病院である医科歯科総合病院、博多駅前のサテライト施設である口腔医療センター、その人らしい最適な暮らし(well-being)を支える看護専門職を育成する福岡看護大学、歯科衛生士と介護福祉士のリーダーを養成する福岡医療短期大学を有するほか、介護老人保健施設やぺんぎん保育園を擁し、医療、保健、福祉の総合学園として発展し続けています。

 今年は、医科歯科総合病院の施設・設備の老朽化に伴う、新病院への建て替え工事が本格化します。まず準備工事として昨年10月から電気、上下水道、ガス等のインフラ盛り替えを行いました。そして今年1月7日に着工(起工式)を迎え、2020年秋の完成を目指して工事が始まりました。新病院は免震構造・6階建て、延床面積は現病院の約1・5倍となり、医療機能の向上はもちろんですが、医育機関であることから教育環境の充実も併せて行うこととしています。「大学病院として信頼される高度医療に加え、地域に頼られる地域医療センターの役割を担う医科歯科総合病院」となれるよう尽力したいと考えております。

 また、学校法人福岡学園及び福岡歯科大学は、3年後の2022年に創立50周年を迎えます。これを記念して講演会や学生イベントなどの各種記念事業を開催し、これまでの歴史と伝統を後世に引き継ぐとともに、教育研究・医療のさらなる充実につなげたいと考えております。さらに、この記念事業の大きな柱の一つに施設・設備整備として記念講堂の建設を予定しております。新病院開院後、旧病院跡地に600人収容の大ホールとともに大小のセミナー室を配置し、学内外のさまざまな学会・公開講座などを催して最新の情報を発信することとしています。すでにこのような記念事業の趣旨にご賛同の声や寄付をいただくなど、多方面からご協力とご支援をいただいているところです。

 このように、本学園は高度専門医療人の育成と安全安心の医療提供により地域社会への貢献にまい進し、一歩一歩歴史を積み重ねていきたいと思いますので、本年も引き続き変わらぬご厚誼、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

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