今月の1冊 – 87.いちばん大切なのに誰も教えてくれない段取りの教科書

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水野 学
ダイヤモンド社226頁1300円+税

 「クリエイティブディレクター」と呼ばれる職業の人は筆者の知り合いにもいるが、やたらと大量の仕事を抱えている。どんなに多忙でも「結果」を出し、さらに仕事が舞い込む。質の高い仕事で期待に応え、評価がアップし、またまた仕事が増える…。

 頭のデキがちがうわ〜。異界の住人だと思っていたが、マネできそうなこともあるらしい。「くまモン」など誰もが知る「ブランド」を数多く手掛けてきたグッドデザインカンパニー代表の水野学氏によると、キモは「段取り」。

 前もって準備しておくと、ことがスムーズに運ぶのは当たり前。でも「なぜ誰も教えてくれないのか?」という疑問から本書が生まれた。取り引き先とトラブった、みすみすビジネスチャンスを逃した、上司に怒られた―。段取りがしっかりしていれば回避できたことは多い。

 何十件ものプロジェクトが同時進行していながら、コミュニケーションは円滑。ストレスなんてない。そんな水野氏が実践していることや、思考を転換するためのコツがこの1冊に整理されている。最も重要なメッセージは「すべての仕事はルーティンである」だろう。

 あらゆる仕事は細かい部分や対象は違っていても大きな流れは同じ。業務に「10個のやるべき基本的な項目=段取り」があるとして、今取り組んでいるのは「5項目の仕事」なのか、それとも「8項目の仕事」なのか。過程の数が違うだけで「いつもやっていることをやればいい」と。

 たしかに日々の仕事のほとんどは経験済みのことだ。慌てる必要はないじゃないか。ははは。そう自分に言い聞かせて、年末年始の安眠を確保しよう。(瀬川)


いちばん大切なのに誰も教えてくれない段取りの教科書

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