新年あけましておめでとうございます。
皆様におかれましては、すがすがしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
日ごろから和歌山県看護協会の事業推進にご支援・ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
また昨年10月、超大型台風21号で被災されました皆様に心からお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復興をお祈りいたします。
さて、和歌山県では、急激な少子高齢社会に向け、「和歌山県地域医療構想」が策定されました。県民すべての願いである、健やかに生まれ・育ち、住み慣れた地域でその人らしくいきいきと安心して生活できるために、在宅医療を含めた地域包括ケア体制の構築が進められています。
そのような状況の中、看護職は、ライフステージにおいて健康の保持増進、疾病予防、病気や障がいがあっても自分らしい生活が送れるよう、「2025年に向けた看護の挑戦 看護の将来ビジョン〜いのち・暮らし・尊厳をまもり支える看護〜」の実現をめざし、自信と誇りを持ち看護の専門性が発揮できるよう取り組んでいます。
さて、東南海・南海地震の発生が予想される中、当協会は昨年11月に、日本看護協会と協働した災害支援ナース派遣合同訓練を実施しました。災害支援ナース等の受援体制が円滑に推進できるように努めてまいります。併せて、災害支援ナースへの登録も推進しているところです。
また当協会では、和歌山県と協働して認定看護管理者会を設置し、中小病院を対象に看護管理者(看護部長・看護副部長・看護師長)を支援するため、平成27年度から「出前講座」を実施しています。組織論・人材育成・看護管理等の7領域を認定看護管理者( 23名)が分担し各施設に出向き、平成28年度は10施設14回実施しました。今後もホームページ、施設会員代表者会議等で周知を図り継続してまいります。
ところで、平成31年度に「日本看護学会 看護教育 学術集会」を和歌山市で開催いたします。
和歌山県には、世界遺産に登録されている「熊野古道」、「高野山」や、国内最多の5頭のパンダが暮らし、日本三大温泉に数えられる「南紀白浜」など、見どころがいっぱいです。皆様のご参加をお待ちしております。
今年も、看護への熱い思いを結集し、看護協会の使命である、①教育と研鑽に根ざした専門性に基づき看護の質向上を図る、②看護職が生涯を通して安心して働き続けられる環境づくりを推進する、③人々のニーズに応える看護領域の開発・展開を図る、を念頭に置き、更なる看護の役割を発揮していきたいと考えております。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。