田中 良哉 教授(たなか ・よしや)
1984年産業医科大学医学部卒業。米NIH(国立衛生研究所)客員
研究員、産業医科大学医学部第1内科学講座講師などを経て、
2000年から現職。
患者第一の姿勢でリウマチ・膠原(こうげん)病の寛解・治癒に取り組んできた田中良哉教授。地域医療を支えながら、新たな治療法に挑み、その研究成果が世界に認められている。これまでの歩みと、今後の抱負を聞いた。
―就任から約20年です。
就任した2000年前後は、関節リウマチを取り巻く状況が大きく変化した時期。免疫抑制薬を使った疾患制御が可能になり、ほとんどの方が関節変形を免れ、寛解に入ることができるようになりました。