強み生かし 個性が光る病院に

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独立行政法人国立病院機構 大阪医療センター
松村 泰志 院長(まつむら・やすし)

1985年大阪大学医学部卒業。大阪警察病院、
大阪大学大学院医学系研究科情報統合医学講座医療情報学教授、
同大学医学部附属病院病院長補佐などを経て、2021年から現職。

 医療情報学の専門家である松村泰志氏。電子カルテを開発して大学病院に導入するなど、医療現場にITの活用を広めてきた。これまでの知見や経験を、院長としてどう生かしていくのだろうか。

得意の数学生かす 医療解析に熱中

 高校時代の得意科目は、数学と物理だった。工学部と迷ったが、大阪大学医学部へ進学。そこで医療統計の講義を受けたことが、後の道を決定付ける。「数学が医学にも役立つことを知った。深掘りしたいと興味を持ちました」

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