新しい年が皆さまにとって佳き年でありますよう、新型コロナウイルス感染症の終息を願うとともに、皆さまのご健康とご多幸を心からお祈り申し上げます。
さて、福岡歯科大学医科歯科総合病院は、2020年9月29日より、新病院での診療を開始いたしました。これもひとえに、地域の皆さま、福岡歯科大学同窓会の皆さま、福岡学園関係者の皆さまならびに新病院の開院にご尽力いただきました皆さまのご支援、ご協力のたまものと深く感謝しております。
水田祥代理事長のご指導のもと、新病院は免震構造で、延べ床面積が旧病院の約1・5倍となるとともに、日々進歩する医療を地域の皆さまに提供するため、CT、MRIをはじめとする最新の検査・治療機器を設置いたしました。また、電子カルテシステムを医科・歯科一体型に変更するなど、さまざまな患者さんへのサービス向上に取り組んでおります。
新病院の1階は医科と歯科そして検査部の外来エリアです。内科、外科および整形外科とともに、本院の特色ある施設として健診センターが設置され、充実した検査設備と「医科・歯科連携」、「多職種連携」で地域の皆さまの健康をサポートさせていただきます。放射線診断科には、256列マルチスライスCTや3・0T(テスラ)MRIが設置されています。
2階は医科歯科診療エリアです。眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科、形成外科、心療内科、矯正歯科、口腔外科とともに、特色ある施設として小児科・小児歯科があります。3階は歯科診療科のエリアです。旧病院と同じくインプラント科、補綴科、保存・歯周病科、予診、総合歯科、高齢者歯科が配置されています。4階はリハビリ、内視鏡センター、手術室エリアとなっています。リハビリテーション室からは福岡の景色が一望できますので、患者さんが楽しみながらリハビリができるようになっています。5階は病棟エリアです。病棟は眺めのよい最上階に設置され医科歯科総合病院の特色を生かした多様な医療サービスを提供できるようになっています。また、病棟のカラーコンセプトとして、患者の皆さまが早くご回復いただけるようにビタミンカラーが使用されています。
病院の教職員一同、病院建設のコンセプトであります、地域・社会とつなぐ、教育・研究・臨床をつなぐ、医科と歯科をつなぐ、未来へとつなぐという「つなぐ病院」であることを胸に、精一杯努めさせていただく所存です。
本年もどうぞよろしくご指導・ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。