2月22日、23日の2日間、京都大学大学院医学研究科器官外科学講座婦人科学産科学分野の万代昌紀教授が会長を務めた「第42回日本産婦人科手術学会/第8回日本婦人科ロボット手術学会」(会場:メルパルク京都)が開かれた。医師、看護師、臨床検査技師ら、およそ600人が参加した。
●会長講演
LACC studyから我々が学ぶべきもの
万代 昌紀 氏(京都大学大学院医学研究科器官外科学講座
婦人科学産科学分野)
2018年に米テキサス大学が発表した「LACC study」は、早期子宮頸がんに対する根治的子宮摘出術について低侵襲手術(腹腔鏡下またはロボット支援下手術)と開腹手術の生存率を比較したところ、開腹手術の方が高いとの結果を示していた。この研究結果が婦人科手術に与えたインパクトは大きかった。がんにとって手術とは何か、といったことを考える機会になった。