想定を超えた新型コロナ 感染症医療の再考も必要

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福山市
高倉 範尚 病院事業管理者(たかくら・のりひさ)

1973年岡山大学医学部卒業。
同第一外科教室(現:消化器外科学)助教授、広島市民病院副院長、
福山市民病院院長などを経て、2014年から現職。

 広島県東部にある第2種感染症指定医療機関の福山市民病院。新型コロナウイルスの感染が地方でも広がる中、対応に追われる。現場の課題は何か。感染症医療について、国全体で見直すべき点はあるのか。高倉範尚氏に聞いた。

―新型コロナウイルスの対応状況は。

 患者を受け入れる病床数を増やしながら、診療に当たっています。感染症病床は6床。3月20日に新型コロナウイルス陽性の患者が初めて入院。その後も入院が相次ぎ、4月上旬で満床となりました。

 県に問い合わせると「今後も、そちらで診てほしい」との回答。感染症病床数を超える患者の受け入れ態勢を整える必要がありました。

(続きは紙面でお読みいただけます。ご入用の方は、info@k-ijishinpo.com へお問い合わせください)

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