山間部の包括ケア構築に力 先を見据えた病床再編進む

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広島県厚生農業協同組合連合会 吉田総合病院
住元 一夫 病院長(すみとも・かずお)

1979年広島大学医学部卒業、1988年同大学大学院医学系研究科外科系修了。
県立広島病院外科医長、広島県厚生農業協同組合連合会吉田総合病院外科主任部長、
同副院長などを経て、2002年から現職。

 無医村が多かった一帯の医療環境を改善しようと、1943年に前身の病院が開設された広島県厚生農業協同組合連合会吉田総合病院。いま、高齢・過疎化が進む県北の安芸高田市で、地域の医療を支える。中山間地域の住民に寄り添うケア体制を、どう展望するか。住元一夫病院長に聞いた。

―吉田総合病院を取り巻く環境を教えてください。

 安芸高田市の高齢化率は40%に迫ります。国全体の25年先を歩んでいるといえるペースです。人口も毎年350人程度減り続け、2040年には、現在の3万人弱から2万人余りに減少する見込み。後期高齢者の割合は31%に達すると予測されています。

(続きは紙面でお読みいただけます。ご入用の方は、info@k-ijishinpo.com へお問い合わせください)

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