鳥取県看護協会 会長 内田 眞澄

You are currently viewing 鳥取県看護協会 会長 内田  眞澄

 新年あけましておめでとうございます。

 2019年、平成から令和の幕開けとなった昨年はいかがな年となりましたでしょうか。

 鳥取県看護協会を振り返り、一番に挙げられることに、表彰・受賞を四ついただいたことです。中でも「第71回保健文化賞」という歴史ある栄えある賞を拝することができたことは、今後の協会活動への励みとなりました。

 授賞式は12月17日、明治記念館で開催され、式には全国から団体表彰の代表10人と個人受賞の5人が出席しました。受賞者のさまざまな取り組みと活動、功績のすごさ、素晴らしさに触れ、大いに心を打たれ勇気をいただきました。

 翌18日は皇居を訪問後、赤坂御所へ移動、天皇・皇后両陛下に御拝謁(はいえつ)となりました。両陛下様に受賞のご報告いたしますと私の一言一言に頷かれ、最後に「大変でしょうがこれからも頑張って下さい」と心のこもったお言葉をいただきました。心に染み入るお言葉に、感動と長年取り組んできた会員の皆さんへの感謝の念で胸が一杯になりました。

 表彰以外に強く残っていることに11月9日、「第3回日本地域医療システム学会in鳥取」を開催したことです。地域包括への取り組みが叫ばれて久しくなり、当看護協会も重点政策の一番に地域包括ケアシステムの構築と推進を掲げて取り組んでいます。しかし、超高齢社会・少子化時代の真っただ中にある鳥取に在しながらも、地域包括ケアシステムとは何かと語るとき雲をつかむような感があることは否めません。

 学会を主催担当することで、鳥取の地域の現状を隅々まで丁寧に見詰め、次の一歩に向けた展開を見出すことができると考え開催に取り組みました。住民の方、多職種、行政など各方面から発言をいただき、鳥取県看護協会の使命である、県民の皆さまが住み慣れた地域において健康で幸せに生き抜くことができる支援に向かって3カ年の計画を立てることができました。

 今年は、「子」は繁栄、金運を運ぶと言われています。2020年4月、「鳥取県東部圏域医療的ケア児等施設のハブ拠点」施設、名称「ナーシングデイこすもす」を新たに開設します。「鳥取県×日本財団プロジェクト」と協議を進めてきた事業:医療的ケアが必要な児・者とその家族への支援という新しい役割の創出時代を迎えました。

 また、2020年、ナイチンゲール生誕200年を記念し「Nursing Now事業」が国際的に取り組まれています。県協会は、「ナーシングデイこすもす」事業の誕生年として位置付け推進して参ります。どうぞご支援のほどお願い申し上げます。

 終わりに、皆々さまのご多幸とご繁栄の一年となりますようお祈り申し上げ、新年のごあいさつといたします。

記事に関する感想・コメントはこちらから

このフォームに入力するには、ブラウザーで JavaScript を有効にしてください。
名前