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 厚労省は9月、毎年11月を「みんなで医療を考える月間」と定めた。医療者の疲弊が危ぶまれ、地域医療が厳しい状況に直面している中で求められるのは、国や自治体、医療者、市民などそれぞれが従来の枠や慣習にとらわれず思考し、行動すること。そんな呼びかけが本格化しそうだ。

医療者が働きやすい地域 実現に必要なのは

 「延岡市の地域医療を守る条例」が制定されて10年が経った。当時、宮崎県立延岡病院の医師の退職が問題化するなど、延岡市の地域医療は危機的な状況にあった。軽症患者が救急外来を利用するといった「コンビニ受診」の増加が主な要因だ。

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