琉球大学大学院医学研究科 精神病態医学講座 近藤 毅 教授
「寛解を維持しリカバリーすることが真のゴール」と話す琉球大学精神病態医学講座の近藤毅教授。発達障害への関心が高まる中、社会はその「特性」をどのように捉え、受け入れていくべきか。方向性のポイントを聞いた。
「寛解を維持しリカバリーすることが真のゴール」と話す琉球大学精神病態医学講座の近藤毅教授。発達障害への関心が高まる中、社会はその「特性」をどのように捉え、受け入れていくべきか。方向性のポイントを聞いた。
崎大学病院に「地域連携児童思春期精神医学診療部」が開設されてから3年。医師の育成、児童相談所との連携はどのように変わってきたのだろうか。
昭和初期には太宰治が入院し、その作品に登場する病院のモデルになったとも言われる。精神科医療の拠点として、遠方からも患者を受け入れ、歴史と伝統を基盤としつつ、高齢化や地域移行への対応など、現代社会に必要とされる精神科病院としての役割を果たす。
住宅街から小さな森をくぐり抜けた場所にある垂水病院。60年ほど前、全国でも数少ない依存症治療専門の病院として開設され、今春、装い新たに生まれ変わった。
9月、高松市民病院と香川診療所が統合。「高松市立みんなの病院」として新たなスタートを切った。「高松市新病院基本構想」(2009年)で目指した2014年の開院はならなかったが、そのぶん時間をかけて、「地域の軸」として根付いていくための方向性を練り上げた。
創立65周年を迎えた渡辺病院。心の医療を推進し、高齢者ケアにも力を注いできた。同院を運営する社会医療法人明和会医療福祉センターの渡辺憲理事長に話を聞いた。
「人づくりが最大のテーマ」だと、社会医療法人芳和会の大石史弘理事長は言う。水俣病と、その患者に向き合ってきた歴史を持つ芳和会。地域包括ケアでも、地域の一人ひとりに寄り添う姿勢を崩さない。
愛知県随一の「子どものための医療施設」。小児救命救急センターとして県内はもとより、東海地方の小児救急患者を広く受け入れる。急性疾患に対する高度医療を提供するとともに、慢性期医療、在宅医療への対応、児童虐待防止ネットワークの拠点など、担う役割は多様。小児医療を取り巻く環境の変化に、センターはどのようにして寄り添ってきたのか。