地域に求められるのは総合力を持つ産婦人科医
金沢大学医薬保健研究域医学系 産科婦人科学教室 藤原 浩 教…
創設120周年。手術療法の開発や生殖医学の確立など、数々の実績を積み上げ、日本の産婦人科研究をリードしてきた。婦人科悪性腫瘍に対し、最先端の手術を取り入れてきた万代昌紀教授に、今後の方向性について聞いた。
2019年1月19日から2日間、「子宮内膜症と女性の健康」をテーマに、第40回日本エンドメトリオーシス学会学術講演会が東京で催される。開催に先立ち、学会長である大須賀穣教授に子宮内膜症の現状と課題について話を聞いた。
産婦人科医として20年以上のキャリアを有する横浜市立大学医学部産婦人科学教室の宮城悦子主任教授。婦人科悪性腫瘍、細胞診の専門家として、近年は子宮頸がんワクチンの定期接種にまつわる意見を積極的に発信し、一方で産婦人科医のワークバランスの確保などにも尽力している。
1920年に開設した慶應義塾大学医学部産婦人科学教室。婦人科腫瘍を専門とする青木大輔教授は日本婦人科腫瘍学会の理事長でもある。子宮頸がんや子宮体がんの治療、がんゲノム医療の推進、人材の育成。さまざまなキーワードに目を向け教室の発展を目指す。
4代目を務める松村謙臣主任教授の専門は「婦人科腫瘍」。若手にも積極的に経験を積む機会を提供し教室全体の技術レベルの向上を図っている。「手術の安全性が高まり、満足度の高い治療につながっている」。そんな手応えをつかんでいるという。
奈良県の周産期医療と婦人科がん治療の最終的な担い手として、高度先進医療に取り組む産婦人科。ハイリスク妊婦のケアのみならず、出産後の支援にも力を入れ始めている。