独立行政法人国立病院機構 宇都宮病院 沼尾 利郎 院長
1993年の国立療養所東栃木病院との統合、2004年の国立病院機構への移行による独法化。こうした流れの中で宇都宮病院は低空飛行を続けていた。存続の危機がささやかれるほどの状況から一転、10年連続の黒字。「未来を見つめる組織」へと変わった。
1993年の国立療養所東栃木病院との統合、2004年の国立病院機構への移行による独法化。こうした流れの中で宇都宮病院は低空飛行を続けていた。存続の危機がささやかれるほどの状況から一転、10年連続の黒字。「未来を見つめる組織」へと変わった。
広報誌に載せる写真はお辞儀姿が定番。「開業の先生は地域の宝。"使い勝手のいい病院"として、お役に立つことが第一」と語る名物院長。地域医療連携とともに歩み、選ばれる病院づくりを進めてきた。
2022年をめどに、国立病院機構東徳島医療センターは同徳島病院と機能を統合する。「徳島病院の西野洋院長とは旧知の仲。しっかりと議論を重ねて計画を形にしたい」と木村秀院長。温かみあふれる雰囲気で患者を迎え、医療者が魅力を感じる病院へ―。生まれ変わるための準備が進む。
4時間365日、患者を受け入れ続けるのは容易なことではない。それを可能にした体制づくりやスタッフ育成について、20年にわたりこの課題に取り組んできた熊本医療センター循環器内科の藤本和輝部長に聞いた。
11月9日(金)・10日(土)、第72回国立病院総合医学会が開かれる。テーマに掲げたのは「多様性のなかに個が輝く」。そこに込められた意図は。
医療が高度化し、制度や仕組みが変化していく中、精神科医療が置かれている状況は。「私たちが向きあうのは、患者である前に”人”。それを忘れてはいけない」。4月に院長となった村田昌彦氏は強調する。
神奈川県の湘南西部医療圏に位置する神奈川病院では、急性期、回復期、慢性期と幅広い医療を提供している。地域に求められる役割が多岐にわたる中、呼吸器疾患への対応など得意分野も着々と伸ばしてきた。現在、新病院の計画が動き出しつつある。4月に就任した橋詰壽律院長の思いに迫った。
地域で求められる医療の提供を目指し、2018年4月、鹿児島逓信病院の医療機能を引きついだ国立病院機構鹿児島医療センター。医療提供体制再構築の先駆者となりうるか。