長崎県看護協会 会長 副島都志子

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 九州各地では初日の出を拝むことができ、穏やかな年明けとなりました。この1年もずっと平穏でありますようにと祈らずにはおられません。

 今年は丙申。識者の解説によれば、物事が明らかになる、伸びる年だとのこと。子供の頃は「森の人」と言われるオランウータンのしぐさが面白く好きでしたが、最近は木から木へまるで鳥の様に飛び回るテナガザルに興味があります。今年は脚光を浴びるであろう猿たちを眺めに、猿園に足を運ぼうかと思っています。

 さて、新年早々ですが、暮れに知人のご母堂の葬儀に参列して感じたことをひと言。1月1日にお誕生日を迎えれば95歳、その寸前、一人娘の仕事納め前日のことでした。

 半年前に脳幹部出血で倒れられ、眠ったまま静かに逝かれました。残された娘は「この半年、一緒に過ごすことができ幸せでした。本当にありがとう。」と、危機を脱し、命を繋がれて大往生したお母上に感謝しておられました。参列者一同、日頃の親への態度を深く反省した次第です。

 高齢になり人の世話になることを「厄介」と思うのは人の常ですが、「支える側」が実は支えられていることはしばしばあります。ある方が、人口減少社会が進展する日本では「ながら」が大事になる。1人1役ではなく、支えながら支えられ、支えられながら支える、そういう社会にならなければと言われました。まさに、この母上は彼女の日々の支えだったと思います。

 しかし、支える側に少しのゆとりがなければ、支えられていると気づくことは無理かもわかりません。彼女がそうしたように、社会資源をうまく活用することが大事でしょう。

 国の制度・施策は当然ですが、我々医療福祉に携わる者、利用する者双方の認識、工夫、この三位一体がいよいよ欠かせなくなります。‥等など、あれこれ考える機会となりました。


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