「医療事故」で心に傷を負うのは誰か―。
10月21日(日)、新大阪丸ビル別館(大阪市)でシンポジウム「傷ついた当事者のケア」が開かれる。主催は一般社団法人医療対話支援連携プロジェクト「Heals」(http://heals.jpn.org)。医療事故に直面した患者と家族、医療者双方の当事者へのケア、ピアサポートシステムの普及を目指している。
代表は自身が出産直後に子どもを失った経験をもつ遺族であり、看護師でもある永尾るみ子氏。プロジェクトメンバーには医療者、遺族、大学教授、弁護士らが参加している。
遺族の悲しみは激しい不信や不満となって医療者に向けられることが少なくない。医療者は自信を喪失してトラウマを抱え、現場に戻れなくなってしまうケースもある。
海外では医療者の救済システム構築が進みつつあるが、国内ではなかなか目を向けられていない。永尾代表は「対話を通じて互いが救われる場を提供していきたい」と語る。
シンポジウムでは医師で弁護士の大磯義一郎・浜松医科大学医学部教授、北里大学病院の看護師・川谷弘子氏、早稲田大学法学学術院の和田仁孝教授が登壇。11月18日(日)、浜松医科 大学医学部附属病院(静岡県浜松市)でも開催する。
日時
10月21日(日)午後1時~同5時
会場
新大阪丸ビル別館5階
(大阪市東淀川区東中島1-18-22)
参加費
2000円
定員
60人(定員になり次第締め切り)
申し込みはQRコードか
https://ws.formzu.net/fgen/S45088562/