医療法人社団親和会 共立病院 古瀬 俊一郎 院長

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一人ひとりに合わせた最適な医療・サービスを

【こせ・しゅんいちろう】 1987 九州大学医学部卒業 1987 千鳥橋病院外科 1993 勤医協中央病院外科 2003 共立病院医局長 2017 同院長

 「治し、支える医療」を目指す共立病院。飯塚地区の地域性とニーズに合わせ、慢性期に必要とされる医療やサービスを幅広く提供。「総合力」で患者に向き合っている。

ー飯塚地区での貴院と法人の役割は。

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 当院は地域の慢性期医療を担う病院として、主に急性期の治療を終えた方の治療やリハビリ、療養を担当しています。飯塚市内の医療・介護施設と密接なネットワークを持っており、それらの施設と連携しながら高度な医療・介護サービスの提供を目指しています。

 飯塚市は高齢化が進んでおり、65歳以上の高齢者の割合を示す高齢化率は30.5%(2018年5月末現在)。これからも高齢者は増加すると推測されています。

 当院は全189床のうち地域包括ケア病床が89床。さらに飯塚地区では唯一となる介護療養病床を50床保有し、高齢者の受け入れとケアに力を注いでいます。地域包括ケア病棟の在院上限日数の目安である60日を過ぎても、まだ症状が落ち着いていない患者さんは、介護療養病棟で引き続き治療するなど、院内での機能分担も推進しています。

 法人の中には介護老人保健施設が二つあり、合わせて200人の受け入れ態勢が整っています。介護力の問題などで、退院後に自宅で過ごすことが難しい方の場合は、こちらを紹介することも可能です。

 そのほか、法人が近年力を入れているのが住宅型有料老人ホームの運営です。現在50ユニットほど保有し、新たな施設を建設する予定もあります。

 老健や有料老人ホームといった高齢者向け施設のネットワークが同じ法人内にあることがわれわれの大きな強みと言えるでしょう。それぞれの患者さんの症状、介護必要度だけでなく、ご家族の状況も含めて総合的に判断し、患者さんに多彩な選択肢を提示できます。

 当然、自宅や施設で過ごしていて、状態が悪化した患者さんは、当院で受け入れ、入院治療を施します。入院や在宅復帰、施設への入所などで分からないこと、不安なことがある患者さんやその家族には、地域連携室が対応。社会福祉士、介護支援相談員、看護師といったスタッフが、地域の病院や診療所とも連携して、患者さんに最も適した環境を模索しています。

ーリハビリが充実していることでも知られています。

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 当院に併設するデイケアセンターは「リハビリ特化型」であることが特徴です。デイサービスというと、朝から夕方までレクリエーションや食事、入浴などをして過ごすようなイメージがあると思いますが、当院のデイケアセンターは2時間程度の短時間リハビリを実施。理学療法士、作業療法士が一人ひとりに合わせたプログラムを作成し、筋力の維持、強化を図る「パワーリハビリ」を提供しています。

 飯塚地域では、こういった短時間型のリハビリをデイサービスで行っている施設は他にありません。筋力、体力の維持が、寝たきりの予防につながります。これから一層必要とされる分野だと考えています。

 緩和ケアにも力を入れています。飯塚市内にある「飯塚病院」の緩和ケア科と提携し、主に悪性腫瘍で在宅療養をされている患者さんを対象に、週に2回ほど訪問診療。当院で看取(みと)りをすることもあります。心身の痛みを取るだけでなく、患者さんの最後の瞬間まで、向き合っていきたいと思うのです。

 「患者さんを選ばない」というのが当院のモットーです。病状はもちろん、金銭面や社会福祉の面を含めて、どんな状態にある方でも平等に受け入れる。医療を担う当院だけでなく、法人全体で医療から介護までシームレスに提供し、「飯塚地区の慢性期医療なら親和会」と言われるような病院を目指したいと思っています。

医療法人社団親和会 共立病院
福岡県飯塚市横田770-3
TEL:0948-22-0725
http://f-shinwakai.or.jp/kyoritsu/


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