大阪医科大学 学長 大槻 勝紀

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 新年明けましておめでとうございます。皆様にとりまして健やかな新春をお迎えされたこととお慶び申し上げます。

 少子高齢化時代を迎えるとともに文科省からの高大接続に関する様々な改革が求められ大学関係者にとりましてはご苦労が絶えないことと思います。

 学長に就任しまして早2年半が過ぎました。就任時に5つの教学改革方針 イノベーション (教育改革)、トランスレーショナルリサーチ(橋渡し研究)、ソーシャルコントリビューション(社会貢献)、グローバリゼーション(国際化)、オープンマインド(自己改革と情報の共有化)を示しました。

 イノベーション、特に入試については知識に重点を置くような一般選抜(以前の一般入試)を見直し、学力の3要素を評価するために、センター試験に替わる大学入学共通テストを平成32年度から本格実施することになっています。また本学では今年度から高大接続の趣旨に基づき医学部では「建学の精神入試」を開始します。センター試験の足切りはありますが、本学の建学の精神を十分に理解し、強く入学を希望する学生を求めています。医学部におきましては「2023年ECFMG問題」に端を発し、日本ではJACME(日本医学教育評価機構)が中心となり全国の医学部に医学教育分野別評価(いわゆる国際認証)の受審を求めています。今年の4月末に本学も受審することになっています。

 トランスレーショナルリサーチについてですが、本学は文部科学省の「平成29年度私立大学研究ブランディング事業タイプA(社会展開型)」や私立大学等改革総合支援事業ではタイプ1(教育の質的転換)やタイプ3(産学連携)に選定されました。今後は研究拠点を特化し、本学の研究の独自性を発揮していきたいと考えています。

 ソーシャルコントリビューションでは2025年問題を意識し、高槻市での少子超高齢化時代に備え、3年前から兵庫県や高知県に対して地域医療、特に高齢化問題に対応すべく医師派遣を行ってきました。

 グローバリゼーションについてですが、これまで本学の中山国際医学医療交流センターが中心となりハワイ大学、アムール医科大学やマヒドン大学など10カ国以上の大学と学生交流を重ねています。

 オープンマインドですが、バイオリニストの五嶋龍のエッセイの一部を紹介します。彼はニューヨーク育ちで、ニューヨークの街角の壁に書かれていた言葉、If you see something,say something. にとても共感し、現在も貧しい人々のために世界中でチャリティーコンサートを開催しています。その言葉を受けて大阪医科大学学長室ホームページ「学長のオープンマインド」にIfyou see something, saysomething. So, changeyourself and change OMCtogether. を掲げました。

 最後になりましたが皆様方のご多幸とご健康を祈念いたしまして新年のご挨拶とさせていただきます。


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