福岡県医師会 会長 松田 峻一良

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 新年明けましておめでとうございます。

 昨年、福岡県医師会は創立70周年を迎え、また、日本医師会横倉義武会長がアジア大洋州医師会連合会長、世界医師会会長にご就任されるという慶事続き、感謝と決意をあらたにした1年となりました。

 一方で、7月に九州北部豪雨により甚大な被害が発生し、当日会内に災害対策本部を設置して、地元医師会、行政と綿密な情報共有に努めましたが、熊本地震の教訓を生かした「福岡県医師会災害医療プログラム(カテゴリーⅡ)」を活用しながら、今後も、災害の状況に即した体制を早期に構築し、必要な支援を速やかに行っていけるように、救急災害医療に取り組んでいきたいと考えております。

 また、県内全域で展開しております「福岡県医師会診療情報ネットワーク(とびうめネット)」では、災害等に遭った場合、速やかに診療を再開するために、会員医療機関のレセプトデータのバックアップを無料で行っております。現在、民間事業者がレセプトデータや電子カルテデータを製薬会社等に販売したり、これらのデータを利用した個人向けの健康事業等を始めている中、医療に関する情報は、その性質から医療者自らが保管し、守り、利活用することが大前提であると考えておりますので、是非、とびうめネットの活用をお願いします。

 次期診療報酬改定は、本体プラス0.55%で決着が着きました。薬価引き下げ分の財源を睨み、日本医師会横倉会長の大変なご努力があったものと思います。しかし、本来は、これからの日本の医療をどういう型にするのか、それを実現するための必要な財源をどうするのかという議論こそ重要であり、診療報酬改定の度に、もどかしく寂しい気持ちになるのもまた事実であります。

 「社会的共通資本」である「医療」は、様々な課題を抱えながら、今後どのように変遷していくのでしょうか。

 これまで、医師会は、医療の専門家集団として、地域医療を守り、国民の医療・福祉の充実と向上に努力を重ねてまいりました。「社会保障の充実」という私共の信念と使命感は、どのような局面を迎えようとも、揺るぐものではありません。創立70周年を迎え、この決意をあらたに、本年も、様々な課題に取り組んでまいりますので、皆様のご協力、ご支援をよろしくお願い申し上げます。


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