北九州市医師会 会長 下河邉 智久

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2017年「酉年」にあたり

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 明けましておめでとうございます。

 迎えた2017年酉年が皆さまにとりまして、ご多幸の1年となりますことを心より祈念申し上げます。

 さて、昨年の前半はかつて名声をはせた有名プロ野球選手が覚せい剤所持で逮捕された他、芸能人などの不倫スキャンダル、そして相も変わらずの政治とカネの問題が世間の関心を集め、その多くを週刊文春がスクープしたことから「文春砲」なる言葉も誕生しましたが、総じて暗く生きづらい世相を反映したものでした。

 そうした閉塞感を一掃したのが夏のリオオリンピック・パラリンピックでの日本選手団の活躍ではなかったでしょうか。スポーツは筋書のないドラマだけに、人々に多くの感動を与えました。

 次はいよいよ2020年の東京です。前回の東京オリンピックは戦後復興の象徴であり、戦争で傷ついた国民の心を癒やすとともに、アジア初の開催ということが失われた日本人としての矜持(きょうじ)を覚醒させました。

 3年後の東京オリンピックは世界に類をみない高齢社会国家として、また2度の大震災に見舞われて斜陽化していく国という世界からのレッテルを覆し、日本が再び"日出ずる国"であることを世界に知らしめる大会となってほしいと願うばかりです。

 近年、まさかのイギリスのEU離脱にトランプ大統領の誕生と、各国が急速に保護主義へと向かう等、世界は今、大きな変革の時を迎えています。

 トランプ政権の誕生で欧米の制裁から俄(にわ)かに息を吹き返したロシア、そして常に虎視眈々(たんたん)と利権を狙う中国など、大国の思惑が絡む中で日本が生き抜いていくためには、実直で勤勉な日本人本来の姿に立ち返り、また、国際間競争を勝ち抜いて来た高い技術力を育んでいくための教育が何より重要であると思います。

 当面する社会保障制度改革を含めて、目先の改革だけにとらわれることのない総合的な構造改革を進めていかなければなりません。

 年初にあたり、支持率の高い現政権だからこそポピュリズムに迎合することのない真に必要な改革を押し進めてもらいたいと、強く願うところであります。


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