熊本県看護協会 会長 嶋田 晶子

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 皆さま、新年あけましておめでとうございます。

 昨年を振り返りますと、熊本は4月の熊本地震に始まり、6月の豪雨災害、10月の阿蘇山噴火と大自然の驚異とも言える災害に見舞われた大変な一年でした。

 熊本地震では全国から多くのご支援いただきましたこと改めまして感謝申し上げます。発災から9カ月が経過してなおまだまだ多くの方が仮設住宅等での不自由な生活を強いられています。一日も早い復興を熊本県民一丸となって頑張っております。

 さて、医療法改正により地域医療構想の策定が進められ、医療関係団体として看護協会も参画しています。2025年に向け国は医療保障制度改革で"可能な限り住み慣れた地域で自分らしい暮らしを最後まで続けることができるよう、地域の包括的な支援・サービス提供体制を構築すること"を推進しています。「病院から在宅へ」療養の場が変化する中、熊本県看護協会は住み慣れた地域で人生の最期まで、自分らしく生きるための地域包括ケアシステムの構築に向け、病院から地域・在宅へスムーズな移行ができるよう支援する事が必要です。現在多職種と連携しながら、訪問看護の充実や、多様な住まいの場での看取りができる体制整備に取り組んでいます。

 また、日本看護協会が2025年に向け看護の将来ビジョンを示しました。看護職がさまざまな場で"いのち・暮らし・尊厳をまもり支える看護"を専門職として役割発揮していくためには、人材育成と人材確保が重要となります。そのためには、継続教育の充実は不可欠であり社会のニーズにあったさまざまな研修を開催しケアの質向上に努めています。そしてこの度の災害で課題が増した看護職の安定的確保や定着に向けて、ワークライフバランス推進事業をとおした看護職が働き続けられるための労働環境改善や、ナースセンターの就労相談事業の強化、更に潜在看護職の現場復帰支援等に取り組んでいます。

 昨年はいろいろな意味で厳しい1年でしたが、日常の大切さや人と人との絆の暖かさを感じた1年でもありました。復興までにはまだまだ時間がかかりますが、創造的復興に向けて熊本県看護協会も会員と共に県民の安全・安心な生活支援者として頑張って参りたいと決意を新たにしたところです。

 この新しい年がより佳き年になりますよう心より祈念いたしまして年頭のごあいさつとさせていただきます。


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