神戸大学、学校法人兵庫医科大学、阪神電鉄が体験型医療イベントを開催
最新の医療や健康づくりを楽しく学ぶことで健康への意識を高めることを目的とした体験型イベント、「なるほど医学体験!HANSHIN健康メッセ―遊んで学んで広がる健康の絆」が開かれた。
8月27日~29日の3日間、大阪市北区のJR大阪駅前・ハービスHALL(ハービスOSAKA地下2階)で開かれたイベントは、神戸大学と学校法人兵庫医科大学、阪神電気鉄道株式会社の3団体からなる実行委員会(委員長=杉村和朗・神戸大学医学部附属病院放射線科教授)が主催。大阪府や兵庫県、神戸市などの地元自治体や兵庫県医師会、神戸市医師会などが後援した。
主催大学に所属する臨床・基礎研究の教授陣が監修した企画は、生きたiPS細胞の展示やカテーテルや内視鏡の操作体験など、普段見ることができないものがほとんど。初心者でも楽しめるように工夫された医療体験イベントでは希望者が列を作り、現代医学の最先端が展示されたブースでは顕微鏡を興味深くのぞき込む姿などが見られた。
イベントには、夏休みの自由研究の一環として来場する親子など、3日間で約1万1千人(主催者発表)が来場した。
実行委員会 委員長 杉村和朗 神戸大学理事・副学長
昨年、日本医学会総会の神戸国際展示場で一般の方に医療と医学の進歩をわかりやすく展示したところ非常に好評で、30 万人の方にご来場いただきました。おかげさまで、多方面から「来年もやるべきではないか」という声をいただいています。このイベントが、健康について考えるきっかけになり、毎年開催できるようになるといいですね。