ICT活用で遠隔から患者をサポート

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佐賀大学循環器内科「活用は不可欠」

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琴岡憲彦准教授(右から2人目)とスタッフ

 佐賀大学医学部循環器内科が、ICT(情報通信技術)を活用して在宅患者などの健康状態を把握し、自宅での生活を遠隔からサポートする取り組みを進めている。

 一つ目が、健康機器メーカー「タニタ」のインターネットに接続できる体組成計を活用した慢性心不全の患者の体重や血圧などの管理。患者がこの体組成計で体重などを測定すると、データが自動でサーバーに送信される。同科の看護師がそれをチェックし、外来の受診の際にはそのデータを元に指導を行う。

 同科によると、慢性心不全の患者は体重などの自己管理が不可欠だが、高齢で難しい人、怠る人もいる。入院治療を経て退院しても、すぐに再入院になる患者も少なくないという。

 そのため同科は、再入院を減らそうというこの取り組みを続け、「HOMES―HF研究」として、厚生労働省の研究補助金(2011年)と全国27施設の協力も得た。2016年度からは、佐賀県の地域医療基金の支援を受け、引き続き実施するという。

 そのほか、植え込み型補助人工心臓を装着した患者が在宅で心臓移植を待つ間、患者とその家族、治療に関わる医療者が医療・介護専用SNS「メディカルケアステーション」で情報交換する試みも2015年11月に始めた。「家にいても見守ってもらっているので安心」と患者家族。主導する同科の琴岡憲彦准教授は、高齢化、在宅推進の流れが進む中、「ICTの活用は不可欠」と強調した。


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