患者の権利オンブズマン 理事長 久保井摂

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新年のご挨拶

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 謹んで新春のご挨拶を申し上げます。

 NPO法人患者の権利オンブズマンは、1999年の設立以来、患者・家族のみなさんからの苦情相談を中心とした患者の自立支援活動を続けています。市民ボランティアと弁護士が2人1組で40分間の無料相談を受けるというもので、要請があり必要と判断した場合には、相談者が医療機関から説明を受ける場に市民ボランティア2名が立ち会う同行支援も実施しています。

 相談支援によっても苦情が解決されない場合には、関係する各分野の専門家と患者代表の15名で構成されるオンブズマン会議に苦情調査の申立をすることができ、オンブズマン会議が調査相当と判断した事案については、双方から事情を聴取するなどして調査を行い、報告書を作成します。報告書は匿名化して全文をホームページに掲載、またオンブズマンが発行する種々の公刊物でも紹介しています。

 多くの相談において、苦情の原因は、患者が疑問に思ったことや分からないことについて率直に質問することをせず、あいまいなままにしてしまうところにあります。患者が適切にその権利を行使し、必要な情報を得、自分が受ける治療について十分に理解した上で医療に臨むことは、医療者にとっても好ましいことではないでしょうか。

 実は、相談事案のかなりを占めているのが医療事故に関するものです。予期しなかった悪い結果が生じた場合、事前の対話が不足していればいるほど、事後の説明を不十分だと感じて、患者や家族の不信感は募ります。悪しき結果に対して率直に人間として申し訳ない思いを表明し、その原因を明らかにしたいとのメッセージを送ることは、とても有用です。

 昨年10月から始動した医療事故調査制度には私たちも注目しています。事故に学び、医療をより安全で社会的な信頼を勝ち取ることのできるものにするために、適切に医療事故調査が行われ、安全文化が根付くことを期待しています。

市民相談員・事務局員ボランティア募集説明会

日時/2月25日(木)午前10時から正午まで。
場所/福岡市東区馬出2丁目1福岡五十蔵ビル4階セミナールーム。
内容/①患者の権利オンブズマンの活動内容と主旨②市民相談員の役割と活動。

連絡先はNPO法人患者の権利オンブズマンTEL:092-643-7579 FAX:092-643-7578


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