謹んで新春のお慶びを申し上げます。皆様におかれましては健やかに2016年を迎えられたことと存じます。
日頃から公益社団法人三重県看護協会の活動に対し、ご理解とご支援を賜り感謝申し上げます。看護界では昨年は「看護師等免許保持者のナースセンターへの届け出」が努力義務化され「特定行為に係る看護師の研修制度」等が法制化され実際にスタートしました。
また、「効率的かつ効果的な医療提供体制の確保」として国の地域医療構想策定に向けて各地域でその準備のための会議が進められ、2015年に向けて医療制度改革が大きく動いてきた年でした。
当協会は、このような国の動きに対応し、ナースセンター機能強化をはかり、昨年末にナースセンターのサテライトを四日市駅前に開設し、新年早々に事業を開始しました。三重県は南北に長いため、身近な所にあるこのサテライトを利用していただき、就職相談や潜在看護師届け出制度などに活用していただきたいと計画しています。
また、看護師確保対策のもう一つの柱である「働きやすい職場づくりの推進」に取り組んでまいります。「ワークライフバランス推進ワークショップ」を開催し、多くの方々に参加していただき、働き続けられる環境を整備し、離職者を出さないように知恵を出し合いたいと思っています。
更に、今秋には日本看護学会「ヘルスプロモーション学術集会」が三重県で開催されます。昨年から準備委員会を設置し検討を重ね、メインテーマを「生きる力と看護の創造―ひと・健康・社会三つを重ねて―」としました。全国の皆様に三重県を訪れていただくとともに、是非日頃の成果を発表していただきたいと思いますので、どんどん投稿をお願いします。
今年の干支「申」は一説に、「伸ばす」の意味で、草木が十分に伸びきった時期で、実が成熟して香りと味がそなわる時期を意味する農業用語とも言われています。皆様が充実した一年でありますよう祈念し、新春のご挨拶とさせていただきます。