精神科向け電子カルテシステムなどの開発・販売を行う「ベータソフト」(本社=福岡市)が、精神科疾患に特化した訪問看護事業者用システム「Waroku」を開発した。
Warokuは、スマートフォンやタブレットなどの端末で、患者情報や訪問記録を閲覧・登録できる手軽さが特徴。クラウド上にそれらの情報を置くため、患者に関わる複数人がそれぞれ登録、即時共有できる。登録された訪問記録をもとにそのまま報告書や情報提供書などの帳票作成も可能。使用料は1アカウント月額3千円。
同社は、精神科向け診療支援システム「Alpha」の開発・販売で、業界トップシェア。気分障害や認知症の患者増加、国による在院期間大幅短縮の流れの中で、精神科疾患患者への訪問看護の需要が高まっていることを受け、Warokuを開発した。
取材に対し、森下剛代表=写真は「今後は電子カルテとの連携も視野に入れている」とした上で、「ITを通じて医療者を支援し、明るい未来をつくるお手伝いができたら」と語った。
製品の問い合わせはベータソフト TEL:092(461)8331へ。