患者の権利オンブズマン(福岡、北九州、筑豊相談室) 2013年度の苦情相談⑤

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●開示請求をしたら、弁護士を通してと言われた患者60歳代男性=医科診療所(福岡)

〈概要〉以前、隠れ脳梗塞と診断された。立ち上がると倒れそうになったので、受診して、MRIを撮ったが病名は言われなかった。セカンド・オピニオンを希望し、MRI検査データのコピーを請求したら、一部だけ渡され医師から「もう来ないで」と言われた。約1年後、カルテ開示請求をしたが、弁護士を通してと言われた。カルテコピーを入手して病名などを確認したい。

アドバイス:診療記録開示請求書を提示することを勧め、不開示苦情調査についても説明した。

●カルテの病歴訂正に応じてくれない患者40歳代男性=民間病院(福岡)

〈概要〉右足関節胼胝腫化膿のため手術を受けた。外来受診時にたまたま見えたカルテには、うつ病の発症年が記載されていた。実際より7年早いので、院長に訂正を求めたが「感情が高ぶっているので精神科を受診する必要がある」と言って、応じてくれなかった。保険金請求の際に発症時期が問題になると困るので、当会から訂正するように伝えて欲しい。

アドバイス:代理はしていないことを伝えた。

●治療後も、首や頭の痛みが続いている患者50歳代女性=歯科診療所(福岡)

〈概要〉右上前歯茎の膿を取る治療中に骨が突き上げられるような痛みがあり、左首や頭にも痛みが出た。半年後、他院で根尖部掻爬を受け歯茎の痛みは少し軽くなったが、首と頭の痛みは1年半経っても続いている。カルテコピーは入手したが、相手方クリニックは閉院した。痛みの理由や治療方法について知りたい。

アドバイス:現在通院中の医師に説明してもらうことを勧めた。

●脳動脈瘤のコイル塞栓術後出血、1年後も意識がない患者60歳代女性=民間病院(福岡)

〈概要〉(2回目)カルテコピー入手時に、医師から「患者は合併症が起きる数%の確率に当たった。動脈瘤が思いがけず薄かったので耐えられず出血した」と言われた。カルテコピーでは、MRAでは動脈瘤7.9㎜だった。術前にリスクの説明もあったが、重大な合併症が起こる確率は数%で、手術は安全と聞いた。母は今も意識がない。今後、どうすればよいか。

アドバイス:(記録検討支援実施)説明をうけるための同行支援について説明した。


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