飛耳長目

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 電車でお年寄りに上手に席を譲っている人は、身内をいたわっているような動きになる。そして、寝たふりをして席を譲らない人は、目の前のお年寄りに、親や祖父母を重ね合わせて罰を与えているかのように見える。たかだか数百円の小さな席を必死で守っているその姿に、彼らの将来が見えて面白い。誰かのためを思えば体が苦もなく動き、自分のためを思うから目を固くつむってうつむく。それでも彼や彼女は幸せになりたいのである

初対面の相手なのに、いやな感じがして身構える場合と、心が和らぐ場合とがある。初めて会ったのになぜそう感じるのか。電車の中でトイレに行きたくなった時、この荷物を見ていてもらえますかと相席の乗客に頼めるかどうかを、人はなぜ瞬時に判断できるのか。相手の非や不足を目ざとく見つけて当人に執拗に暴き、反省を強く求めるような情け容赦ない人は、それの繰り返しが顔を作る。だから初対面の人が身構えるのである。でも自分は正しいと思っているから子供もそのように育ち、親を同じ目にあわせる。それとは逆に、たとえ相手に非や不足があっても気にせず、個性や魅力のように見る人も、それが顔つきに現われるから、初対面の人にも許容を感じさせる。これもまた正しいから子供も親に同じことをするのである。親に似なかった子供なんて一人もいない。(川本)


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