新年のご挨拶

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九州大学病院 病院長 石橋 達朗

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  新年明けましておめでとうございます。昨年4月1日付けで久保千春前病院長(現九州大学総長)の後を受け、九州大学病院長に就任しました石橋です。

 日頃から九州大学病院にご支援、協力を頂き誠にありがとうございます。

新年のご挨拶に併せ、九州大学病院が今年取り組むべき重要課題のうち、「国際医療部構想」と「地域医療行政との連携」の2つについてご紹介いたします。

《国際医療部構想》

 九州大学病院は全国の国立大学病院(45病院)が国際化事業を展開する上での推進役(代表校)を担い、国立大学病院間のネットワークの接続を進めるとともに、現在、全ての国立大学病院と共同して、海外の医療機関に配信できる数々の医療プログラムを作成しています。その中核をなしているのが「アジア遠隔医療開発センター」であり、本院とアジアを中心に、また欧米を含む世界48カ国の300を超える医療機関との間でインターネットを活用した高解度医療映像(先端的な手術映像や内視鏡医療などの高度な日本の医療技術)を送・受信し合い、テレカンファレンスによる最先端の医療技術の教育を行っており、現在、アジア随一の遠隔医療拠点として活動しています。

 また外国人患者の受入体制として、本院の「国際医療連携室」に「国立大学病院国際医療連携ネットワーク事務局」を開設し、体制が十分でない大学病院に呼びかけ、コーディネートの役割も担っています。今後、ネットワーク映像を活用して、海外在住の患者の診断を行い、日本での治療が必要な患者を受け入れる取り組みへと発展させていく予定です。

 更に今後はこの「アジア遠隔医療開発センター」および「国際医療連携室」を発展・拡充し、国際医療に関する取り組みを更に強化・充実させ、将来的には「国際医療部」の設置を考えています。

《地域医療行政との連携》

=福岡県との連携=

 社会保障制度改革の一環である医療機能の分化・連携、地域包括ケアシステムの構築、医師・看護師の確保などに関して、都道府県主体の医療対策が求められています。九州大学病院はこの地域医療対策の推進に当たり、地域医療ビジョン策定への参画、「新基金」事業への協力など、福岡県との連携を強くしていきたいと思っております。

=福岡市との連携=

 前述した国際医療部構想は、昨年、福岡市が国家戦略特区で認められた事業の一つである「医療の国際化」にも資するものと考えています。今後、福岡市と連携し、外国人への医療サポートの役割を果たし、この福岡が外国人の住み良い国際都市に発展するよう、微力ながら貢献していきたいと思います。

=医師会との連携=

 九州大学病院は今年、福岡県医師会、福岡市医師会との連携も更に深めて、福岡市、福岡県、そして九州全体の地域医療に貢献したいと思っています。本年もどうぞよろしくお願いします。


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