第67回九州精神神経学会 / 第60回九州精神医療学会 福岡国際会議場で
第67回九州精神神経学会(会長:神庭重信・九州大学大学院医学研究院精神病態医学分野教授)と第60回九州精神医療学会(会長:冨松愈・福岡県精神科病院協会会長)が12月4・5日、福岡市博多区の福岡国際会議場で開かれた。
会の冒頭、九州精神神経学会の神庭会長は「精神科医療は、多職種の更なるチーム医療を発展させていくステージに移ってきている。この総会中に他施設の方とも仲良くなり、ディスカッションを深めていただくとともに、博多の街も楽しんでお帰りいただければ」とあいさつ。2日間で計1900人ほどが参加し、活発な議論、質疑応答を繰り広げた。
◆ホリエモンも講演
医療以外の分野で活躍する地元出身者を招いた特別講演では、福岡県八女市出身でSNS株式会社ファウンダーの堀江貴文さんが「挫折からの再出発」と題して語った。
一度は仕事も名誉も失いながらも「絶望も恨みもない」と話した堀江さん。理由として、他人の目を気にしないこと、プライドを低くする努力をしてきたことを挙げ、「人生はその人のためにあるし、思っているほど期待されても見られてもいない。他人の心は操れないが、努力で自分は変えられる」と話した。 講演を聞いた臨床心理士の女性は「テレビなどで拝見し、攻撃的で厳しい方かと思っていたが、柔和で私たちとそんなに変わらないと感じた。さまざまな経験を糧にされているなと思いました」と話していた。
両学会はJTBビジネスサポート九州が運営。次期大会は来年11月19・20日の2日間、佐賀市のマリトピアで開かれる。