門司メディカルセンターの蜂須賀院長が、祖父を訪ねてJR門司港駅で降り、実際に使ったという手水(ちょうず)鉢が今も駅構内に保存されている。案内書きには「幸運の手水鉢=大正3年の建設当時からあり、戦時中の貴金属供出からもまぬがれ現在も鋳造時の形のまま、長寿を誇っております。」とある。このあたりは「門司港レトロ」という観光地になっており、遠くに関門大橋、その向こうに下関を眺めながらのんびり歩くのに最適な場所。
また、門司メディカルセンターの目と鼻の先には「ちゃんら〜」という麺料理を食べさせる「清美食堂」がある。ちゃんら〜とはちゃんぽん麺を使ったラーメンのこと。戦後の貧しい時代に、安価で栄養のあるものをと考案された。和風だしと野菜炒めの組み合わせが、とんこつラーメンにはない「かわいい味」を演出している。なお10月1日から価格が50円上がって、一杯450円。ちなみにここは、お笑い芸人芋洗坂係長のお母さんが経営している店。