中四国のがん事情

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 日本医療政策機構(黒川清代表理事=東京都千代田区)が昨年8月にまとめた都道府県がん対策カルテ2013によると、75歳未満におけるがん死亡率は47都道府県中、岡山で2番目、香川で3番目、島根で10番目に低く、鳥取で4番目、山口で10番目、高知で11番目に高い。これはおおむね検診率と相関関係にあるが、徳島は検診率の低さにもかかわらず、死亡率は18番目に低い結果が出ている。しかし部位別に見ると、徳島の女性の胃癌死亡率は4番目に高く(男性では7番目に低い)、また肺癌と肝癌の死亡率では男女共に高い。

 一方、人口あたりのがん治療認定医数は、鳥取が1位、徳島2位、島根4位、岡山6位、広島15位、愛媛17位、香川18位、山口23位と多く、最も少ない高知も全国的には29位と特別低くはない。中四国は専門医が比較的多い地方であると言えるだろう。特に薬物療法専門医で岡山2位、鳥取5位、愛媛が6位、放射線治療認定医で島根が2位、香川3位、広島5位、徳島11位という、専門医の多さが示されている。病理の専門医も鳥取4位、香川5位、岡山7位、徳島8位とおおむね多いが、広島では44位と少ないようだ。

 コ・メディカルを見ると、人口あたりの放射線治療認定技師数では鳥取1位、広島4位、島根9位、香川18位、岡山19位という結果だ。がん放射線療法看護の認定看護師数では高知が1番多く、、山口が5番目に多い。以後、鳥取が8位、広島12位、愛媛13位と続く。一方で島根、徳島、香川、高知の4県で不在。

 人口当たりのがん看護の専門看護師数を見ると、高知で1位。以下鳥取6位、愛媛11位、広島15位、徳島16位と続く。化学療法看護の認定看護師では山口が1番多く、鳥取が6位で広島は9位。がん性疼痛看護の認定看護師数は少なく、徳島の12位が最高位。鳥取では0人。緩和ケアの認定看護師では広島3位、島根5位、香川7位、鳥取8位。

 人口あたりのホスピス病床数では、高知が1位、島根4位、山口が6位。しかし鳥取でワースト7位、徳島9位と低い。高知と岡山で、訪問看護の認定看護師が不在というデータもある。


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