あなたのやさしさと強さをほんの少し、バングラデシュに分けてくれませんか。

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 NPO法人「バングラデシュと手をつなぐ会」の二ノ坂保喜代表(にのさかクリニック院長)が、バングラデシュに建設中の看護学校への募金と、医療教育者の参加を募っている。

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青い上着が二ノ坂医師、中央は現地のアテンド・通訳の日本人、赤い上着は那珂川病院・緩和ケア医の原口勝医師。

 二ノ坂保喜代表によれば、建設を始めたのは2012年12月。来年7月の完成を目指して建設を進めていたが、バングラデシュは今、超インフレ。セメントやレンガの価格が高騰しているという。

 「総額7千万円ほどで開校できる予定だったが、1億円くらいかかりそう」と二ノ坂代表。

 計画は5階建て。これまで2千3百万円集めた。3階まで完成すれば開校する予定だが、それでもあと4千万円が必要。残り1年で調達するのは困難になった。

 今年6月2日から11日まで、二ノ坂代表は同NPO「手をつなぐ会」に属する医師と看護師2人と共に、現地NGOションダニ・ションスタが活動するカラムディ村を訪問=写真上、村の近くのガンニ市に看護学校建設を進めているが、相談の上、開校を1年延期することに決めた。

 看護学校を地域にどう根付かせ運営するかについて話し合い、互いに改善すべき点が見つかった。そのために双方に時間が必要だと合意したという。

 日本側の改善点は、個人募金ばかりに頼りすぎないこと。

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上=手をつなぐ会の出発点となったジャパニ小学校の子供たち。日本への興味は強い。
下=建設中の看護学校。基礎や柱の部分は大方完成し、内装や医療教材、備品などの費用がかかる。

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 「もっと幅広く、病院単位、職場単位、学校単位で訴えて行きたい。医療が国の枠を超える時代であることを、日本の医療者は理解している。学校が開校すれば、日本の医療者には教育者としても関わってほしい。それを見据えて協力を訴えたい」と代表。いずれはバングラデシュの看護師を日本の医療機関で研修させたいそうだ。

 バングラデシュ側も、NPO「手をつなぐ会」に頼り過ぎていた。イスラム教圏には、富める者が貧しい者に施す「喜捨」という文化がある。建設の資金をバングラデシュ国内の富裕層にも求めることを通じて地域を掘り起こすことにしたという。

 「手をつなぐ会」がカラムディ村の教育、保健医療、生活向上のための活動を始めて25年になる。

 「現地で日本人のやれることは山ほどある。国技の相撲を説明するだけで子供たちの目が輝く。援助することで、実は私たちも多くを学んでいることを知ってほしい」と二ノ坂代表は訴えている。

【募金の方法】

 ニコニコ募金会員=ゆうちょ銀行の口座から毎月25日に定額を引き落とし、毎年4月に、前月までの年間合計領収書を看護学校建設プロジェクト事務局から受領する。毎月の募金額には、1千円、2千円、3千円のコースがある。

 申込みと問い合せは火曜、木曜、土曜の9時から15時。TEL:092-872-1136 にのさかクリニック(福岡市早良区野芥4-19-34)。
bangla.kango@gmail.com

 受付や店頭に募金箱を設置したり、講演やセミナーの講師に呼んでほしいと二ノ坂代表。活動を支援している施設であることを示す大型ポスターの制作も検討しているという。


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