4月22日午前10時半ごろ、二ノ坂院長と取材打合せをするため早良区野芥4丁目にある医療法人にのさかクリニックを訪れた。
ところが待合室には外来患者がいっぱいで、3人の医師がフル稼働しても5分の打合せ時間が取れない。秘書の永尾さんのやり繰りでどうにか数分だけ対面し、午後から第一薬科大学で講義をするので、その移動中に車中で話そうということになった。そのころ2階では「デイホスピス」の真っ最中。ハーモニカを吹いたり二胡を弾いたりして笑いも絶えなかった。私もじゃましないようにしてカメラを向けながら、笑いがこみ上げる(写真上)。
車が出発したのはぎりぎりの時間。これでも今日は早いほうですと、ハンドルを握るソーシャルワーカーの内田さんが笑う。二ノ坂院長は助手席でボランティアの女性が作ってくれた握り飯を食べている。後部座席には私(記者)と佐賀大の研修生と、診療情報管理士の城さん。明日は朝8時からクリニックでカンファレンスだそうだ。何人くらいの患者を診ているかと尋ねたら、「200人くらい」。
第一薬科大学の講義は全8回。薬剤師の卵30数人が真剣に聞いていた。