5月12日の看護の日を前に、福岡県看護協会主催の「看護の日のつどい」が10日、福岡市中央区天神のエルガーラホールとパサージュ広場で開かれた。例年、ナースプラザ福岡(東区馬出)で開催されており、一般会場で行なわれるのは初めて。
パサージュ広場に設けられた「まちの保健室」では、23人の看護師と保健師が、健康相談のほか血管年齢、骨密度、脂肪
率を測定。市民475人の参加で行列ができるほどの人気だった。
会場周辺を練り歩いていた日本看護協会公認のキャラクター「カンゴサウルス」(右の写真)の胸の文字WLBは、ワークライフバランス推進を応援する「繁栄」と「変革」のシンボルだという。
終日好天に恵まれ、AEDと救急蘇生の実演には多くの通行人が足を止めて見入っていた。「看護師になるための進路相談」は看護師4人が対応した。また「女性のからだの相談」コーナーは助産師5人と乳がん看護認定看護師2人が担当して、来場者の質問に答えた。
エルガーラホールの講演会には、看護師になることを希望する学生など531人が集まった。千早病院の看護師、専光寺由貴さんと、福岡市民病院に勤める看護師、三本松理香さんが、看護師になってからの経験や夢を語った。元ミスインターナショナル準日本代表、鈴木ひとみさんの講演は参加者から「勇気と感動をもらった」、「どんな状況でも前向きに生きることはすばらしい」という声が聞かれ、大きな拍手が送られた。