病院ボランティア、ホスピスケア、介護、終末期医療などに関心のある人を対象に、福岡ホスピスの会(柴田須磨子代表=福岡市中央区六本松)が、奇数月の14時から16時まで、西鉄グランドホテル前のカトリック大名町教会で勉強会を開いている。
5月11日には90回目を迎え、イエズスの聖心病院(熊本市西区)パストラルケア部地域連携室の加藤理人パストラルケアワーカー・笑い療法士が、スピリチュアルな痛みとケアについて話す。
87回目(昨年11月10日)は村上華林堂病院緩和ケア病棟の稲吉千鶴師長、88会(今年1月12日)は三浦・奥田・杉原弁護士事務所の杉原知佳弁護士、89回目は3月9日、精神科医の稲津佳世子医師が講師を務めた。
同会の結成は16年前。「国立病院の医師である夫をがんで亡くされた方の体験をもとに、もしもホスピスケアをしてくれるところがあったらと、有志が結束して生まれた。当時、福岡市にホスピス病棟は1つもなかった」と柴田会長は語る。
会員は現在100人。半数のおよそ50人がホスピスボランティアとして、11か所の医療機関で活動している。
7月13日には松口循環器科・内科医院の松口武行院長が在宅ホスピスについて語り、9月14日には緩和ケア病棟、在宅ホスピス会員がボランティアの現状について報告する。11月9日は九州がんセンターの竹山由子相談支援・情報センター長補佐が、がん支援センターの役割を説明し、来年1月11日には博愛会副院長の渡邉良二乳腺外科統括部長が、乳腺外来について述べる。来年3月8日には佐藤第二病院の田畑正久院長が「仏教の教える救い」について話す。
参加費千円。問い合わせはTEL:092-791-7532